ベトナムの生活情報

  • 現地での生活情報
  • Bangkok
  • 2023年7月24日

ベトナムの国概要

国名:ベトナム社会主義共和国
日本との時差:-2時間
首都:ハノイ
面積:346,410K㎡(日本の約0.9倍)
人口:約9,200万人
*在タイ日本人:約1万4500人(2015年 大使館在留届け数)
人種:キン族が約86%、タイ系が4%、その他10%
気候:熱帯性気候

* 年間の平均気温は約22.5℃だが、南北に長く北部と南部で大きく異なる。北部では16℃~29℃、南部は18℃~33℃。
* 南部はあまり雨が降らないが、北部は4月~10月が雨季となる。
* 季節は11月~2月の乾期、3月~5月の暑期、6月~10月の雨期の3シーズンに分かれます。

言語:ベトナム語

少数民族が多く国内に住むため、地域によって言語が異なる場合がある。観光地のホテルやレストランでは、英語も通じます。ハノイ・ホーチミンのオフィスを中心に、ビジネスでは英語が公用語になりつつあります。

通貨:ドン(Dong)

補助通貨にハオとシュウがあるが、効果・紙幣は発行されていない。
支給される給与としては、ドルで記載されることが多い。

* 2万ドン=約100円(2016年3月現在)

ベトナムの治安
一般的にアジア圏の中では、比較的安全な国といわれています。しかし、日本人を含む外国人を狙ったスリやイカサマ、また窃盗などの犯罪が多数発生しているのも事実です。常に外国にいるという事を忘れずに、常に緊張感をもつことと「自分の身は自分で守る」との心構えをもって行動することが大切です。
* 外務省の「海外安全ホームページ」をご覧になることを強くお薦めします。  http://www.anzen.mofa.go.jp

ベトナムの物価
ベトナムの物価は、日本と比べると、一般的に2分の1から3分の1程度です。特に、食べ物、衣料、住居、交通機関など生活必需品は日本と比較するとかなり低く、日本人にとっては、生活しやすい環境と言えるでしょう。ただ、高級品や輸入品などは比較的高く感じると思います。

ベトナムでの居住
日本人が多く住む地域

・ホーチミン(HCM)
ベトナムの経済の中心地となります。日系企業数も多いことから、在留邦人数も大変多いです。

・ハノイ
ベトナムの首都であり、政治の中心地です。ホーチミンとハノイとの両方に支社を持っている企業が多く、大手企業や地元との結びつきの強い企業はハノイに進出することが多いです。

・ダナン
港湾都市で近年、製造系・倉庫関連の業界の発展が目覚しく、日本人採用が活発です。

家賃について
ベトナムのアパートメント(ワンルームタイプ、又はワンベッドルーム)
家賃: 300 ~ 800 ドル/月

安いアパートから高級アパートまで支給額によって調整することが可能です。家具などは準備されていることが多く、スーツケース一つで引越しをすることができます。

アパートがある道の入り口には警備員が24時間控えていることが多く、女性でも安心して生活することができます。

ベトナムの雇用・就職事情
タイ経済の傾向

ベトナムの経済は中国の経済的な先行き不安の影響から、日本を始め海外からの投資が急速に増え順調に成長しています。中でも、製造系・物流関連の投資が活発で、今後も自動車業界や電機業界などの製造業やそれらの部品を輸送する形で物流業界がベトナム経済をけん引する形で、力強く伸びていくと予想されます。

日系企業の投資も多く、日本人向けのサービスを展開されています。たくさんの高級電化製品やブランド品を街中で見ることができ、若者がいたるところで携帯電話やSNSで会話を楽しむ光景などからも、ベトナムの経済が成長している様子をうかがい知ることができます。

日本人に対して募集の多い業種・職種
アデコに日本人向けの求人依頼をされる企業の多くは日系企業です。またアデコでは、スタッフレベルからエグゼクティブレベルのポジションを取り扱っております。

主な業種
製造業(自動車関連、電機機器関連等)、総合商社、専門商社、IT・ソフト開発関連、事務機器販売会社、リース会社、ゼネコン、旅行代理店等

主な職種
男性: 営業、生産管理、品質管理、工場管理、金型技術者、IT関連他、管理職等
女性: 営業、秘書、営業事務、貿易アシスタント、総務事務、カスタマーサービス等

企業が求める人材の傾向
多くの企業は現地採用の日本人には、海外での職務経験より日本でのしっかりとした実務経験の方が好まれる傾向があります。なぜなら、日系企業は、きめ細かくきっちりと仕事をこなしていく、いわゆる日本人らしい仕事の進め方を好むからです。

一方、実務経験が少ない方で合っても、ベトナム人との協調性がありそうな方などポテンシャル採用の可能性も多々あります。ベトナムは成長段階にありますので、活力のある若手を必要としている企業が多いです。

言語について
やはり最低限の英語でのコミュニケーション能力が必要になってくるでしょう。逆にベトナム語を要件とされている企業はあまり多くはございません。

語学不問の案件も中にはございますので、コンサルタントまでお問い合わせください。

一般的にハノイ・ホーチミンでの仕事は、英語が求められることが多く、郊外にある工場での仕事については、簡単なベトナム語が求められる傾向があります。

ただ、語学については、簡単に考えていることが伝えられる程度で十分と言えます。ベトナム人にとっても英語は外国語ですから、難しい言葉を使うよりも、シンプルな言い回しでしっかりと意思疎通を取ることの方が重要と言えるでしょう。

雇用形態について
日本人がベトナムで就職する場合は、「派遣社員」ではなく基本的に「正社員」もしくは「長期契約社員」での採用になります。
また、まれに、日本の本社を通して採用されるケースはありますが、殆どの場合は、「現地採用スタッフ」として採用され、給与は、現地通貨(ドルorドン )で支払われます。

勤務体系について
一日の実働時間は8時間の会社がほとんどで、市内の会社は、土日ともに休み(もしくは月1回の土曜日出勤)の会社が増えてきていますが、工場での仕事の場合、土曜日勤務(隔週含む)の会社が多いようです。

特に工場での勤務は、午前8時または8時半から始まる場合が多く、市内から通勤する場合は、早朝に自宅を出る必要があります。

給与について
給料は、原則として、毎月1回、現地通貨で銀行振込にて支払われます。
給料の相場は、単純に日本円に換算し日本の相場と比較すると低くなりますが、ベトナムと日本の物価は大きく異なり、特に生活費は日本と比較するとかなり低く、暮らしやすくなっています。

日本人の給料(月給)相場
事務/秘書: 1,000 ~ 2,000ドル
営業/生産管理: 1,300 ~ 2,500ドル
マネージャークラス: 2,500 ~ 3,000ドル
トップマネージメントクラス: 3,000 ドル以上

ボーナス
会社の規模や業績によって異なるが、年に1回、0~2ヶ月位が平均。

手当て
住宅手当は給与に含まれていることが多いです。その他、通勤手当など支給されることもあるので、内定時にしっかり確認をしましょう。

ビザ・就労許可証
会社によっては、全額負担してくれる場合もあるが、本人が負担するケースが多いです。ただし、入社後のビザ更新等に関しては、会社が負担する場合もあります。ただし、就労許可証については、企業が負担してくれる場合が多い。

ビザ取得の際にタイ国内にいらっしゃる場合は、一度国外に出てビザを取得する必要があります。その場合の渡航費に関しては、個人負担であることが多いです。